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マンションの修繕積立金はどう運用されているのか

マンションの管理組合が運用先を決めている
修繕積立金についての実態を調べてみます。

ソース:国土交通省 平成30年度マンション総合調査結果

この国土交通省の調査では、
年に何棟マンションが建ったか、何階建てか、
1戸あたりの面積がどれくらいかなど色々記載してありますが、
今回は長期修繕積立金の運用について確認していきます。

修繕積立金の運用先(重複回答有り) 管理組合向け調査の結果 29(12)
・銀行の普通預金 78.7%
・銀行の定期預金 48.2%
・決済性預金 20.1%
・ゆうちょ銀行 4.8% 
マンションすまい・る債 15.5%
・積み立て型マンション保険 7.3%
・国債 1.0%
・地方債 0.4%
・公社債 0.4%
・投資ファンド 0.1%
・その他運用先不明 5.2%

上記の結果から、殆どが普通預金・定期預金・決済性預金に集中しています。
普通預金の利率が現在だと0.0010%程度。
定期預金の利率が0.0020%程度。
決済性預金については、利率は0%ですが全額が保証されています。

国債については、平成27年度以降の調査では回答数が0%でした。
最近は利率が上昇していることと、元本が保証されているため、国債に投資するのが無難ですが、
管理組合では関係者との了承を得る手間を考えると、
中々運用先の変更について決定が難しいのかもしれません。

マンション管理組合でも購入可能な新窓販国債では、
金利タイプは固定金利、
満期が10年・5年・2年のものが販売されています。

表面利率は満期10年が0.8%(税引き後0.637480%)
満期5年が0.3%(税引き後0.239055%)
満期2年が0.005%となっています。

修繕積立金の増額について、80%の管理組合が増額したことがある、と回答されています。

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